プラスチックの資源循環に関する先進的モデル形成支援事業について
プラスチックの資源循環に関する先進的モデル形成支援事業とは
環境省では、プラスチックの資源循環法への対応のためプラスチックの資源循環の取組を行う地方公共団体を支援するために、モデル形成支援事業を行っています。取組の内容によって、以下の異なる2種類の事業を支援しております。
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市区町村が主体となって実施する
分別収集・リサイクル -
地方公共団体と事業者が連携して実施する
プラスチック使用製品の自主回収・リサイクル
過去採択された地方公共団体と、その結果
新機能リサイクルボックスについて
新機能リサイクルボックスの特長
- 投入口の横に掲示スペースがあり、リサイクルを促すPOPを表示する事ができます。
- 利車椅子も近付き易い形状・高さにしており、誰でも使いやすく設計されています。
- カラーをオレンジ色にすることで、『ごみ箱』という認識を払拭しています。
- オレンジ色はSDGs目標11「持続可能なまちづくり」「環境に与える影響を減らす」のシンボルカラー
- 業界統一で全国各地への導入の取組を推進しています。
2023年10月現在で全国各地に約65,000基の新機能リサイクルボックスが設置されています。
新機能リサイクルボックス導入で期待できる効果
- 異物混入の大幅な削減
- 環境省の実証事業(下記に詳細を掲載しています)では、76%の自販機設置先で異物混入率が減少しました。
- 回収される飲料容器の品質向上 ➡ 資源循環の高度化、カーボンニュートラルに繋がります。
- 利用者(消費者)の意識と行動変容を促す(下から投入&カップ等の入らない口径)
- 投入口を近くからは見えない角度・高さにし、カップ等が入らないようにすることで、消費者の資源循環の意識醸成・行動変容に繋げることができます。
新機能リサイクルボックスの先行設置による検証結果について
令和4年度、従来型のリサイクルボックスから新機能リサイクルボックスに置き替えることによって、異物混入防止にどれだけ効果があるか検証する実証事業を実施しました。
実証事業の結果、以下のような結果が得られました。
- 従来の自販機RBを新機能RBに置き換えることにより、76%の自販機設置先で異物混入率が低減。
- 新機能RB設置後、自販機周辺のごみ散乱状況の結果は、
【散乱なし:90%、散乱あり:10%】で、おおむね散乱がない状況に。 - ごみの散乱が確認された場所においても、ほとんどの場所でごみの数は9個以下に。
より詳細については、下記のリンクから環境省HPでご覧いただけます。